健康情報ブログ

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2013.11.30更新

アルツハイマー病になると癌にならないんだって?というお話です。
米国神経学会(AAN)は、アルツハイマー病患者に癌は少なく、癌患者にアルツハイマー病が少ないという研究結果を発表しました。
北イタリアの60歳以上の患者20万4468人を6年間にわたって追跡調査した結果、2万1451人が癌になり、2832人がアルツハイマー病を発症したそうです。 癌とアルツハイマー病の両方を発症した人はわずか161人でした。

一般の発症率からすると、アルツハイマー病患者で癌を併発するのが281人、癌患者でアルツハイマー病を併発するのが246人と予測できることから、癌のリスクはほぼ半減し、アルツハイマー病のリスクも35%減少していることが分かりました。

「アルツハイマー病と癌の関係を示す研究はこれまでにもあったが、今回はこれまでで最大規模の研究であり、さらに、最初の疾病の診断の前後に2つ目の疾病が存在したかどうかに着目した点が強みである。この点に着目したのは、記憶力の低下が癌の化学療法の副作用と見なされるなど、新しい症状が診断済みの疾病の結果として解釈される場合があり、1つの疾病の存在が別の疾病の診断に影響する可能性があるため」と研究者は述べています。

この2つの疾病の関係の解明が、両疾病の新たな治療法の開発に役立つと期待できるそうです。
癌になるかアルツハイマー病になるか?どちらもなりたい病気では無いですね。癌とアルツハイマー病の両方になりにくいことが分かっただけでも良かったですね。

投稿者: 麹町内科

2013.11.20更新

東アジア人では、BMIと心血管疾患死リスクとの関連は、BMI値が高すぎる場合も低すぎる場合も同リスクが高まる、U型カーブの関連を示すことが明らかにされました。

ニューヨーク大学のChen氏らが、東・南アジア人約112万人を対象としたデータを解析して明らかにしたもので、南アジア人では同様の傾向はみられず、BMI高値と心血管疾患死リスクの関連は弱かったそうです。

研究グループは、東アジア84万人(中国、台湾、シンガポール、日本、韓国)と南アジア29万人(インド、バングラディシュ)について分析を行い、心血管疾患、冠動脈性心疾患、脳卒中などによる死亡リスクと、BMIとの関連を分析しました。

ベースライン時の被験者の平均年齢は、53.4歳、平均追跡期間は9.7年だった。その間の心血管疾患死の発生は、東アジア人で4万791人、南アジア人で8,393人、合わせて4万9,184人だったそうです。

東アジア人でBMIが25以上の人は、22.5~24.9の人に比べて、心血管疾患死に関するハザード比は1.09~1.97と有意に増大しました。 同様の関連は、冠動脈性心疾患死や虚血性脳卒中による死亡についても認められ、また脳出血による死亡については、BMI 27.5以上で有意に高かったそうです。

一方、BMIが低値の人についても、心血管疾患死リスクの増大が認められBMI15.0~17.4の人のハザード比は1.19、15.0未満では2.16でした。 南アジア人では、BMIと心血管疾患死リスクとの関連性は弱く、BMIが35超の人で22.5~24.9の人に比べ、冠動脈性心疾患死に関するハザード比が1.90に上昇しただけでした。

要するに、中国人・台湾人・シンガポール人・日本人・韓国人は、デブでもヤセでも、心臓病や脳卒中で死ぬ確率が高くなるということです。太り過ぎはもちろん悪いのですが、痩せ過ぎも悪いんですね。BMIが15~17なんて、かなり痩せてますよ。

投稿者: 麹町内科

2013.11.10更新

東京人は欧米人よりも睡眠に不満を感じ睡眠不足なんだって?というお話です。
東京に住む人は、欧米の大都市に住む人に比べて睡眠に不満を感じ、睡眠不足による経済損失額も高いことが、家具製造販売の「イケア・ジャパン」の調査で分かりました。

今年9月、東京、ロンドン、ストックホルム、ニューヨーク、パリの5都市で、20歳以上の男女計1040人にインターネットで聞いたそうです。

平均睡眠時間は、東京が7.3時間で最短だったそうで、最長はパリの8.9時間だそうです。ストックホルム8.3時間、ニューヨーク7.9時間、ロンドン7.7時間でした。

東京在住者の47%は睡眠のとり方を「不満足」と感じており、他の4都市の25-31%より多かったそうです。

一方、睡眠不足による欠勤や遅刻・早退、仕事の効率低下、不注意で物を壊す事故の発生率などから推計した昨年1年間の経済損失額は、ニューヨークが5561億円で最も高く、東京は2位の4758億円だそうです。このうち睡眠に不満を抱えている人によって発生した損失額は、東京が2872億円でトップだそうです。

同社マーケティングマネジャーのサリ・ホロパイネンさんは、「睡眠に対する満足度が低い東京では、健康面や友人とのコミュニケーションにも不満を感じる割合が高く、睡眠の質は生活の質に影響を与える」と指摘しています。

東京の人は睡眠に不満を持っている方が多いようですが、東京以外でも同じでしょうね。睡眠に不満を持っている方は、睡眠時無呼吸症候群の検査等を受けて欲しいですね。もしかしたら、睡眠時無呼吸症候群の病気に掛かっているからかも知れないからです。

投稿者: 麹町内科

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